Google の無効なトラフィックに関するガイダンスには、自動化ツール、ボット、スパイダー、クローラー、不正なソフトウェアによるクリックやインプレッション、誤クリック、その他ユーザーの本当の関心に基づかないアクティビティが含まれます。Google は検出した無効なトラフィックを除外しますが、リードの質と入札データを守るには、広告主側でもアカウント単位の監視が必要です。プラットフォームの基本的な考え方は、まず Google の無効なトラフィックに関するガイダンスで確認してください。
このガイドでは、Google 広告でボットトラフィックがどのように現れるのか、そして実際の見込み客をブロックせずにボットトラフィックを減らす方法を解説します。
鍵になるのは証拠の質です。おかしなクリックが 1 回あっただけでは十分ではありません。クリックのタイミング、ソースの挙動、セッションの質、リードの有効性、キャンペーンの採算を組み合わせたパターンのほうが、はるかに強い根拠になります(各シグナルの仕組みはボット検出の手法をご覧ください)。優れたボット対策は、アカウントを単に厳しく制限するのではなく、より正確にするものであるべきです。
ボットトラフィック、無効なトラフィック、不正クリックの違い
これらの用語は重なり合っていますが、同じ意味ではありません。
| 用語 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| ボットトラフィック | 自動化された、または人間以外によるアクティビティ | スクリプトが広告をクリックし、すぐにランディングページから離脱する |
| 無効なトラフィック | ユーザーの本当の関心に基づかない広告への操作 | 重複クリック、誤クリック、ボットによるクリック、不規則なパターン |
| 不正クリック | 費用を無駄にしたりレポートを操作したりする、有料の無効なクリック | 高単価のキーワードで、購入する意思のない相手から繰り返されるクリック |
| 質の低いトラフィック | 価値を生む可能性が低い、人間または自動化されたトラフィック | 範囲の広いプレースメントから、まったくエンゲージメントもコンバージョンもない訪問が届く |
ビジネス上の問題は同じです。実際の需要につながらないアクティビティに、アカウントが費用を払っているのです。
GIVT と SIVT:2 種類の無効なトラフィック
業界では、Media Rating Council の無効なトラフィックの検出と除外に関する基準(2020年6月改訂版)の定義に基づき、無効なトラフィックを一般的な無効トラフィック(GIVT)と高度な無効トラフィック(SIVT)に分類しています。
| GIVT | SIVT | |
|---|---|---|
| MRC の定義 | リストやその他の標準化されたパラメータのチェックを用いた、通常の除外処理で特定されるトラフィック | 特定するために高度な分析、複数の観点からの裏付け、または人による相当な介入が必要な、より困難なケース |
| MRC が挙げる例 | 既知の無効なデータセンタートラフィック、ボット、スパイダーやその他のクローラー、ブラウザ以外のユーザーエージェント | エミュレーターや独自の自動化、乗っ取られたデバイス、クリックファームのような報酬目的の人によるアクティビティ、偽装されたクリックや所在地 |
| 通常誰が検出するか | プラットフォームのフィルタが確実に検出 | 一部はプラットフォームのフィルタ、一部は広告主側の挙動と成果の分析 |
実務上の違いは次のとおりです。GIVT は自ら正体を明かしているため、請求書が届く前に Google のフィルタがその大部分を取り除きます。一方の SIVT は、顧客に見えるように作られています。このガイドの残りの部分で扱うのは、こちらのトラフィックです。
SIVT の最もわかりやすい例がクリックファームです。クリックファームでは実際の人が実際のスマートフォンを使うため、そのクリックは自動化を検出するためのチェックを通過してしまいます。スクリプトと人の作業者を組み合わせる業者もあります。詳しくは Google 広告のボットファームをご覧ください。
ボットが広告をクリックする理由
ボットが広告をクリックするのは、そのクリック自体、またはボットが途中で収集するものから誰かが利益を得るためです。Google 広告アカウントに届くものの大半は、次の 4 つの動機で説明できます。
- ディスプレイやパートナーの在庫におけるアドフラウド(広告詐欺)による収益。 広告を表示するサイトやアプリは、広告がクリックされると収益を得ます。そのため、自社の在庫での偽クリックは偽の収入になります。Google の無効なクリックの定義は「サイト運営者の利益を水増しする」クリックを対象としており、無効なトラフィックに関するガイダンスでは、不正な広告プレースメントが 1 つのカテゴリとして挙げられています。この動機は、第三者が所有する在庫に存在します。ディスプレイ、デマンド ジェネレーション、検索パートナー、そして P-MAX 内のより広い在庫です。
- 競合他社による妨害。 競合他社が、かつて手作業で行っていたことを自動化します。つまり、最も高単価のキーワードで、1 日の早い時間帯に予算を使い切らせるのです。競合他社による広告クリックを止める方法をご覧ください。
- スクレイパーとクローラー。 価格チェッカー、検索結果のスクレイパー、コンテンツ収集ツールは、ページをクロールする過程で広告のリンクをたどります。その多くに悪意はありません。自らを名乗るクローラーは GIVT に該当して除外されますが、ブラウザを装うものは検出が難しくなります。
- AI エージェント。 人の代わりに調べ物や買い物をするブラウジング エージェントは、その訪問の背後にまだ購入者がいない状態で広告にたどり着くことがあります。この新しいパターンは AI エージェントによるクリックと無効なトラフィックで解説しています。
Google が除外するものと、広告主が引き続き監視すべきもの
Google は検出した無効なトラフィックを除外し、広告主が無効なクリックの列を監視できるようにしています。これは重要な第一の層です。しかし、それで広告主側の品質管理が不要になるわけではありません。CRM での却下理由、フォームに入力された偽の情報、通話の質、返金の傾向、営業による受け入れ可否、クリック後の訪問者が購入者らしく行動したかどうかなど、Google が持っていない可能性のあるシグナルを貴社は把握しているからです。
次のように役割を分けて考えてください。
| 層 | 答えを出すのに役立つこと | 完全には答えられないこと |
|---|---|---|
| Google の無効なクリックの除外 | Google が検出し、除外またはクレジットした操作 | リードが CRM で有望なリードになったかどうか |
| Google 広告のレポート | 費用、CTR、CPC、コンバージョンがどこで変化したか | そのコンバージョンが本当の購入者のシグナルだったかどうか |
| アナリティクス・セッションデータ | クリック後に訪問者がどう行動したか | そのリードが営業に受け入れられたかどうか |
| CRM と営業データ | どのリードに連絡がつき、有望で、価値があったか | 質の悪いセッションそれぞれの正確なクリック元 |
| クリック単位の監視 | ソース、デバイス、ネットワーク、挙動をまたいで繰り返される不審なパターン | 不自然なユーザーがすべて不正かどうか |
最も安全なワークフローは、広範囲にブロックする前に、この 5 つの層をすべてつなげることです。
ボットによるクリックにも費用は請求されますか?
Google が検出したボットによるクリックには請求されません。Google の無効なトラフィックに関するガイダンスによると、Google の自動システムは無効なトラフィックの大部分を発生時またはその直後に検出しており、請求前に検出された無効なトラフィックには料金が発生しません。これらのクリックはキャンペーンのレポートからも削除されます。Google の無効なクリックに関するページにも、「無効なクリックやインプレッションに対して料金が請求されることはありません」とはっきり書かれています。
その後の扱いは、Google がそのクリックをいつ検出したか、あるいは検出したかどうかによって変わります。
- 請求前に検出された場合: 除外されるため料金は発生せず、そのクリックはレポートから消えます。
- 請求後に検出された場合: 請求の調整としてクレジットされ、請求書には「無効なアクティビティ」と表示されます。
- 検出されなかった場合: 貴社が提出した調査依頼が認められない限り、他のクリックと同じように請求されます。
お金が失われるのは、この 3 つ目のケースです。無効なトラフィックの調査依頼を提出できるのは過去 60 日以内のアクティビティに限られるため、それより古い不審なクリックには手が届きません。クレジットは請求の調整であり、現金での返金ではありません。そして、どのクレジットも 2 つ目のコストを元に戻すことはできません。コンバージョンも発生させたボットのクリックは、似たトラフィックをもっと探すよう、すでにスマート自動入札に学習させてしまっているのです。申請の流れは、無効なクリックのクレジットに関するガイドで詳しく解説しています。
ボットトラフィックが現れる場所
検索キャンペーン
検索キャンペーンのボットトラフィックは通常、高単価のキーワード、繰り返しのクリック、不自然な地域、またはクリック後に購入者らしい行動をしない訪問者の周辺に現れます。
確認する項目:
- 有望なリードがない高コストのキーワード
- 似たデバイスやネットワークからの繰り返しのクリック
- 時間帯や地域ごとの突然の費用の急増
- 数秒しか続かないセッション
- 実際の購買意欲と一致しない検索語句
ターゲットにしていない国からのクリックは、ボットではなく設定が原因であることが多いため、まず「所在地やインタレスト」のターゲティングを確認してください。手作業での確認が追いつかない場合は、Google 広告の不正クリック対策をご利用ください。
P-MAX
P-MAX(Performance Max)キャンペーンは、Google のさまざまな配信面の在庫を組み合わせます。そのため、質の低いトラフィックが正確にどこから来ているのかを把握しにくくなります。
確認する項目:
- 利用できる場合はプレースメント レポート
- チャネルとアセットの成果
- キャンペーンごとのリードの質
- フォーム入力の有効性
- 配信拡大後の突然のボリューム変化
P-MAX が主要な費用の発生源になっている場合は、P-MAX の不正クリック対策ガイドもあわせてご覧ください。
ディスプレイ、デマンド ジェネレーション、動画
範囲の広い在庫は、誤クリック、注意力の低い訪問、質の低いプレースメントからの自動化されたトラフィックを集めやすくなります。ディスプレイの在庫では、Google ディスプレイ広告のアドフラウド対策が、繰り返し現れるソースを IP 単位でブロックします。
確認する項目:
- 費用は発生しているのに質の高い成果がないアプリやサイト
- 普段と異なる在庫からの表示やクリックの急増
- 広告クリック後の非常に低いエンゲージメント
- 同じプレースメントのカテゴリから繰り返し届くトラフィック
- 活発に見えるのに、商談にまったく貢献しないプレースメント
ボットはフォームに入力できますか?
できます。フォームは入力を受け付けるページにすぎず、スクリプトは広告をクリックするのと同じくらい簡単にフォームを送信できます。フォームを狙うボットには、すべての項目に同じ文章を貼り付ける単純なスパム スクリプトから、本物らしい氏名、実在しそうなメールアドレス、正しい形式の電話番号を入力する自動化ツールまであり、それらの情報が実在の人物から盗まれたものである場合もあります。
クリックは、損失のうち小さいほうです。広告のクリック後にボットがリードフォームを送信すると、Google 広告はコンバージョンを記録します。そのコンバージョンが入札のメインの目標になっていれば、スマート自動入札はボットを成功とみなし、似たトラフィックをさらに探します。こうしてボットの問題は、ボットがいなくなった後も続くリードの質の問題に変わります。この連鎖は、無効なトラフィックが PPC のリードの質を損なう仕組みで詳しく追っています。
ボットがフォームに届いている兆候:
- 誰も入力できないほど速い、1〜2 秒で完了した送信
- 隠しハニーポット項目への入力(実際の訪問者にはこの項目は見えません)
- 繰り返されるメールドメイン、連番の電話番号、自由記述欄の意味不明な文字列
- 実際のリードが少ない時間帯に集中する送信
- 電話に出ない、メールがすべて不達になる、フォームへの入力自体を否定するリード
対策は、カウントする前に検証することです。送信内容をサーバー側でチェックし、検証済みのリードだけを入札対象のコンバージョンとして Google 広告に送り返してください。詳しくは後述のステップ 2 で解説します。
検出チェックリスト
除外を追加する前に、このチェックリストを使ってください。目的は、対応がリスクに見合ったものになるよう、互いに独立した十分な証拠を集めることです。
- Google 広告に[無効なクリック]と無効なクリック率の列を追加する
- 費用の急増を、コンバージョン数だけでなく有望なリードと比較する
- 地域、デバイス、時間帯、プレースメント、検索語句をまとめて確認する
- アナリティクスで短いセッション、エンゲージメントのない訪問、繰り返しの訪問を確認する
- CRM の結果で偽のリード、重複したリード、却下されたリードを確認する
- 何かをブロックする前に、繰り返されるソースのパターンを探す
- パターンが繰り返されたら、スクリーンショットやエクスポートを保存する
ボットトラフィックの検出は、Google 広告のデータ、アナリティクスでの挙動、CRM での質がすべて同じ方向を示すときに最も確かなものになります。アナリティクス側を確認するには、まず GA4 でボットトラフィックを除外してください。
単一の手がかりと証拠の積み重ね
弱いシグナルをすべて証拠として扱ってはいけません。実際の顧客でも、すぐに離脱したり、2 回クリックしたり、VPN 経由で閲覧したり(Google 広告で VPN・プロキシ経由のトラフィックに対処する方法をご覧ください)、共有ネットワークを使ったりします。同じソースが複数のチェックで引っかかったときに、ボット対策はより安全になります。
| シグナル | 確信度 | より適切な解釈 |
|---|---|---|
| 短いセッションが 1 回 | 低 | ページの内容が合っていない、読み込みが遅い、通常の閲覧などの可能性がある |
| 繰り返しのクリックとエンゲージメントなし | 中 | ラベルを付け、ソース、キーワード、時間帯ごとに監視する価値がある |
| 繰り返しのクリック、プロキシのシグナル、偽のフォーム | 高 | 制限または除外の有力な候補 |
| プレースメントが繰り返し費用を使うが、質の高い成果がない | 中〜高 | アカウント全体でブロックする前にプレースメントの質を確認する |
| 無効なクリックが増え、CRM でリードが却下されている | 高 | 予算を拡大する前にトラフィックの質を調査する |
| 共有 IP だが、エンゲージメントは通常どおりでリードも良好 | 低 | IP が繰り返し現れるという理由だけでブロックしない |
指標別の警告サイン
| 指標 | 健全な場合の解釈 | ボットのリスクがある場合の解釈 |
|---|---|---|
| CTR | 広告が意図に合っており、有望な検索ユーザーを集めている | 質の低い在庫や人間以外によるクリックからの異常な急増 |
| CPC | そのキーワードの通常のオークションの競争 | 質の高い行動を伴わない高額なクリックが繰り返される |
| コンバージョン率 | トラフィックが適切で、ランディングページが機能している | コンバージョン数はあるが、CRM でリードが却下されている |
| セッション時間 | 訪問者が時間をかけて内容を検討している | 有料の訪問者が数秒で離脱する |
| 地域 | 費用が実際のサービス提供地域に沿っている | 売上につながらない地域に費用が集中している |
| 無効なクリック | Google が一部の不審な操作を除外している | 率の上昇は、より広範な質の問題を示している可能性がある |
単一の指標だけでボットトラフィックを証明することはできません。重要なのはパターンです。
自動的にブロックすべきでないもの
過剰なボットのブロックは、実際のコンバージョン数を損なう可能性があります。次の理由だけで自動的に完全なブロックをかけることは避けてください。
- 他に不審な挙動のない VPN やプロキシの利用
- 同じ IP やデバイスからの 1 回の繰り返しクリック
- ページの表示速度や広告とページの一致度を確認する前の、短いセッション
- 共有オフィス、ISP、大学、携帯通信事業者のネットワークからのトラフィック
- プライバシー重視のブラウザや、セキュリティを強化したブラウザ設定
- 珍しく見えても、有望なリードを生んでいる地域
- 後に実際のコンバージョンを補助する、検討段階の検索語句
まずは監視、スコアリング、または範囲を絞った除外から始めてください。完全なブロックは、繰り返される確信度の高い不正行為のために取っておきましょう。
ボットトラフィックを減らす方法
1. まずキャンペーンの基本を整える
不正を疑う前に、通常の無駄を取り除きます。
- 必要に応じてインテント マッチ(旧称:部分一致)を絞り込む
- 除外キーワードを追加する
- 指名キャンペーンと指名以外のキャンペーンを分ける
- 検索パートナーの成果を確認する
- 質の悪いプレースメントやアプリを除外する
- 地域ターゲティングの設定を確認する
- コンバージョントラッキングと自動タグ設定を確認する
こうすることで、不正の調査を公正に保てます。単純なキャンペーンの整理で問題が解決するなら、それはボットの問題ではなく、ターゲティングの問題だったということです。
2. 後工程でリードを検証する
偽のリードが成果としてカウントされると、ボットトラフィックの被害はより大きくなります。
活用するもの:
- 有望なリードのインポート
- スパムリードのラベル
- 重複リードの追跡
- 電話番号とメールアドレスの有効性チェック
- 営業が受け入れたリードのステージ
- メインのコンバージョンとサブのコンバージョンの分離
これにより、スマート自動入札が不要なデータから学習するのを防げます。
リード獲得を目的とするアカウントでは、コンバージョンのステージを分けて作成してください。
| ステージ | 最適化での使い方 | 理由 |
|---|---|---|
| フォーム入力(未検証) | 通常はサブ | ボットや偽のユーザーが簡単に発生させられる |
| 検証済みのリード | メインにできる | 連絡先の基本的な質を確認できる |
| 営業が受け入れたリード | より強力なメインのシグナル | 実際の商談への適合度を反映する |
| 有望な商談 | ボリュームが十分なら最適な高価値シグナル | 入札を収益の見込みに合わせられる |
| 成約による売上 | データが信頼できる場合、価値に基づく入札で使う | 有料トラフィックをビジネスの成果に結び付ける |
3. 証拠に基づく除外を使う
適切な除外は具体的です。
- 質の悪いプレースメント
- 信頼できる場合は、繰り返し現れる IP やネットワーク
- 費用が続いているのに質の高い成果がない地域
- 品質チェックで繰り返し問題が見つかるアプリのカテゴリ
- クリック単位の監視で確認されたソース
1 つの不審なレポートだけを根拠にした広範な除外は避けてください。共有のモバイル ネットワークや企業が密集する地域には、実際の顧客が含まれている可能性があります。
すべての除外について、理由と見直し日を記録してください。ある急増の際に問題があったプレースメント、地域、IP 範囲、ソースが、数か月後も恒久的なブロックに値するとは限りません。その典型が季節的なピークです。そのため、ブラックフライデーとサイバーマンデーのチェックリストには、セール後に一時的な除外を解除する手順が含まれています。
4. 繰り返されるパターンをリアルタイムで監視する
手作業での確認には時間がかかります。CPC が高い場合やリードの価値が大きい場合、週次レポートで気付く前に、不審なパターンが相当な予算を無駄にしてしまうことがあります。
ClickFortify は有料クリックの挙動を監視し、繰り返し現れる不審なソース、プロキシのパターン、ボットのようなセッション、有望なリードの行動と一致しないトラフィックをチームが特定できるよう支援します。手作業の確認だけに頼るにはアカウントの価値が高すぎる場合は、Google 広告向けの不正クリック対策ツールをご利用ください。
7 日間のボットトラフィック確認ワークフロー
ボットトラフィックが疑われるものの、誤って実際の見込み客をブロックしたくない場合に使ってください。
1 日目:基準値を把握する
キャンペーンタイプごとに、クリック数、無効なクリック数、費用、CTR、CPC、コンバージョン率、有効なリードの割合、営業による受け入れ、有望なリード 1 件あたりのコストを記録します。
2 日目:問題を切り分ける
問題が 1 つのキャンペーン、キーワード グループ、プレースメント、地域、デバイス、時間帯、オーディエンス、ランディングページに集中しているかどうかを調べます。集中している問題のほうが、安全に修正できます。
3 日目:挙動を比較する
リスクのあるセグメントからの有料セッションを確認します。ページの滞在時間、スクロール、フォームでの挙動、再訪問、閲覧経路、リードの質を、通常の有料トラフィックと比較します。
4 日目:範囲を絞った対策を適用する
除外キーワード、プレースメントの除外、地域の調整、ソースの制限は、パターンが明確な場合にのみ追加します。原因が 1 つのセグメントにある場合は、アカウント全体を変更しないでください。
5 日目:コンバージョンのシグナルを守る
可能であれば、スパムの多い未検証のコンバージョンをメインの入札対象から外します。すべてのフォーム入力を同等に扱うのではなく、有望なリードや営業が受け入れたリードのシグナルを最適化に反映させます。
6 日目:誤検知を確認する
変更後に、実際のリード、営業が受け入れたリード、購買意欲の高いセッションが減っていないかを確認します。質が改善していなければ、ルールの範囲が広すぎる可能性があります。
7 日目:判断して記録する
質を改善した対策は残します。実際の需要を減らした対策は元に戻します。証拠、ルールの担当者、次回の見直し日を記録します。
Google に報告する内容
不審なトラフィックを報告する場合は、わかりやすい証拠一式を添えてください。
- キャンペーンと広告グループ
- 日付と時間帯
- 不審なクリック、または利用できる場合はクリック ID
- 地域、デバイス、ネットワーク
- 影響を受けたキーワードやプレースメント
- セッションでの挙動
- CRM でのリードの結果
- スクリーンショットやエクスポート
Google は確認した無効なアクティビティについて請求を調整する場合がありますが、返金によって汚染された入札データや失われたリードの機会が元に戻るわけではありません。やはり予防が重要です。
まとめ
Google 広告のボットトラフィックは、1 回の IP ブロックや 1 つのレポートで解決できるものではありません。整ったキャンペーン設定、無効なクリックの確認、エンゲージメントの分析、リードの検証、慎重な除外、そしてリスクが高い場合のリアルタイム監視という、品質管理の仕組みによって管理するものです。
目的は、より多くのトラフィックをブロックすることではありません。より多くの予算を実際の見込み客に届けることです。



